柳園 → トルファン 軟臥

朝11時に旅社に行くという約束だったが、10時に楊氏が部屋に来た。

切符代を取りに来たらしい。

柳園駅までついていくことにする。

580元渡して、切符売場の女の人とのやりとりを見守る。

没有の連発に、だめだったか、と思ったが、なんとか取れたようだ。

おつりは返してもらった。

お金を渡して、見守っていなかっら、このおつりは戻ってこなかっただろう。

メモ: 柳園 → トルファン 380元?

昼食は昨日と同じ、きれいな小姐さんがいるところで、家常茄子と米飯。

ソーセージ等の食料を買い込んだ。

柳園駅にて、中国人の足は本当にくさい。すっぱいにおいを通り越して、

こえだめの臭いがする。

あまりにひどいので、席を替える。

隣の男はサングラスをかけた色黒の男。ラジカセをちょっと見せてもらった。

改札を出て、列車に向かう。

同室の40代の男には見送りがたくさんいる。

列車がなかなか出発しない。

僕は寝ることにした。

同室の男は40代のビジネスマン風。

机の上は、鳥の骨とかで散らかっていたのだが、彼が片付けてくれた。

一眠りしてから目が覚めると、女の子が2人。姉妹のようだ。

おばさんが僕の上のコンパートメントで寝ている。

女の子のお姉さんは18才。ウルムチの大学で女医をやっているらしい。

40代の男に筆談を求められた。

日本と中国が21世紀には友好に向かっていると知っているか?

お前の父や母は中国に来たことがあるか?

日本侵略軍を知っているか?

日本の総理大臣はなぜしばしば交代するのか?

今の日本の総理大臣の名前を知っているか?

といった内容だった。

日中友好について、中国語がわからないために知らないと答えてしまった。

後になって、よく考えて答え直した。

ハミ駅に停車したとき、おじさんとおばさんは、涼皮やナン、焼豚などを買ってきた。



僕もホームに降りて、涼皮を買った。

あと、米飯に豆が乗ったのも買った。

おばさんがマンゴーのアイスバーをくれた。2元だそうだ。とてもおいしかった。

米飯を食べていたら、おじさんが焼豚をくれた。

おいしかったので、もう2,3枚頂く。

このおじさんには、「健力質(ジンリーバオ)」という定番のジュースの

天然果汁版を分けてもらったりもした。

女の子達には、ウォーターゲームをやらせてもらったり、

プラム(小桃)をもらったりした。僕は梨をあげた。

姉さんの方が,古銭をくれた。清代のものだそうだ。

財布に入れておくことにしたが、これは後に何度も失くしかけた。